胃粘膜下腫瘍で超音波内視鏡検査した話

こんにちわ、チタチタです。

 

12月に胃粘膜下腫瘍で専門医を受診したのですが、今回は超音波内視鏡検査を受けてきました。

 

前回の話はこちら

 

12月からひと月、絶対に風邪をひかないように、インフルエンザにかからないように祈りつつ、ようやく迎えた診察日。

また実家の母に子供達を見ててもらい1人で埼玉のメディカルトピア草加病院へ行ってきましたので、忘備録がわりに綴っておきたいと思います。

私と同じように胃粘膜下腫瘍で悩んでおられる方や、超音波内視鏡とはどんなもんだと思っておられる方の参考になればこれまた幸いです。

 

超音波内視鏡とは?なぜ胃粘膜下腫瘍では超音波内視鏡検査をするのか。

まず、そもそも超音波内視鏡とは何か。

ズバリ、胃カメラに超音波装置が付いているものです。

 

超音波検査ってよくエコーとか言われているあれで、妊婦さんなら健診時に赤ちゃんの様子や子宮の様子を見るために毎回やります。

人間ドックでも、腹部エコー検査といって膵臓や脾臓や肝臓などを観察することがあるので、超音波検査自体は受けたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

特に副作用などの身体への害や負担がなく臓器の様子を観察できる素晴らしい検査ですが、身体の外側(体表)からのエコー検査は骨や内臓脂肪、胃腸のガスなどがあってうまく画像が出ないこともあるんです。

しかし、超音波内視鏡(EUS:endoscopic ultrasound)は、胃カメラの先端に超音波を発する装置が付いているので、胃の中にカメラを挿入して腫瘍の近くで超音波(エコー)を当てることができるので、体表からのエコー検査よりも詳細な観察をすることができるのです!

 

胃粘膜下腫瘍は、胃の粘膜のさらに下にある腫瘍で、胃カメラでは粘膜がただ盛り上がっているように見えるだけで、腫瘍が粘膜の下にどのくらい広がっているのかや、どこから腫瘍が発生しているのかはわかりません。

しかし超音波内視鏡を使うことによって、腫瘍の広がり具合や、どこから発生しているのかや、悪性度の有無などをある程度診断することができるので、胃粘膜下腫瘍に対しては超音波内視鏡検査はとても有用な検査なのです。

 

 

超音波内視鏡検査までの流れ

当日の検査の流れと共に、私の行動や思った事や感じた事などを綴っていきたいと思います。

採血

感染症などはないかを調べるためにも最初に採血をされて血液検査をしました。

 

内視鏡室の看護師さんと同意書確認など

前回書いた検査の同意書や確認事項を再度看護師さんと一緒に確認しました。もしも前回胃言い忘れた事があったり、心配事があったりするときはこのとき伝える必要があります。

 

検査前処置

胃の中の泡を消す液体を飲みます。

うっすら白くてトロッとしている液体なんですが私はこれがなんとなく苦手です。紙コップに半分ほどの量ですが、オエッとならないように無心で一気に飲み干しました。多分味わってたら全部飲めない。。。

 

点滴

私は検査中に鎮静剤を使用してもらうことになっていたので、ルート確保をしました。

鎮静剤の有無で胃カメラの辛さが180度違うと言っても過言ではありません。

長男授乳中だった2年前、人間ドックで胃カメラを飲んだ時、授乳中ということで無麻酔でした。もう苦しくて辛くて二度とやりたくないと思いました。

今回も授乳中でしたが、2日間の強制断乳となっても鎮静剤を投与してもらうことに一切の迷いはありませんでした。むしろ何回かちゃんと鎮静剤やってくれるよね的な質問してた。。

胃カメラがヘッチャラな方もいるかもしれませんが、超音波内視鏡は通常の胃カメラよりも検査時間も長いので、特に何か理由がなければ鎮静剤は使用された方が気持ちも身体も負担が少ないと思われます。

 

検査室で喉への浸潤麻酔

点滴台を押しながら検査室へ入り、再度名前や生年月日などの本人確認をしたのち、喉にキシロカインスプレーで浸潤麻酔をしました。

シュッシュッとされてゆっくり飲み込むのを2回くらいすると、間もなく喉の奥が腫れぼったいような唾が飲み込みにくいような感覚になり、麻酔が効いてるなという実感がありました。

 

鎮静剤投与され、検査開始

左を下にして検査台に横向きで寝転び、看護師さんが血圧計や酸素モニター、酸素カニューレを装着してから鎮静剤(ドルミカム)を投与され、なんとなく少しぼんやりするのかなと思っているうちに検査開始となりました。

 

少し苦しいような感じがしたのは一瞬で、なんだかボーッと目の前にあったモニターを眺めていた感じです。検査には20分〜30分かかっていたはずなのに、あっという間に終わったような感覚なのは、やはり鎮静剤の効果でしょう。

あー少し苦しいなと思った次にはモニターぼんやり見てたし、その次の瞬間にはもうカメラが抜けたっていう感覚です。

 

「起きてましたねえー。」

「そうみたいですねえ〜。」

なんて会話もしながら車椅子で部屋を移動して、その後ストレッチャーで1時間ほど寝てました。

 

 

金平医師外来診察

 

1時間内視鏡室で休憩した後に、飲食許可が出たので売店でお茶とパンを買って食べました。本当にあの太い胃カメラ飲んだ後なのかってくらい喉に違和感ゼロでした。

そして金平医師の診察。

結果としては、経過観察でよし!ということでした。

腫瘍は直径約1cmで、胃の第4層からの発生。筋層です。

画像からは腫瘍内部の様子は、悪さをするようなものではなさそう。

触ってみた感じはそこまで硬くはない。

 

ジストですかと一応聞いてみたけど、まだ小さくてそれはわからない。今後大きくなってきたらその可能性もあるとのことでした。

若干の不安が残り、今は手術しなくてもいいってことですかと確認すると、今手術をしても、小さすぎてどこにあるのかわからないくらい、腫瘍はずーっとそのまま大きくならない人もいるので、年に1回胃カメラで経過を見ていって、あとは心配しすぎずに忘れていていいですよと言われました。

 

もうひとつ心配だった逆流性食道炎も、胃の入り口が広がっているので逆流性食道炎になりやすいことは確かだが、今は明らかな炎症はないので特に治療なども必要ないとのことでした。

 

 

あーーーー、気が抜けたあー!!

 

 

悪いものだったらどうしよう、突然大きくなってないかな、なってたら怖いな、ソッコー手術してもらいたい、けど手術となるとまた子供達の事とか幼稚園の入園説明会の日程だとか色々調整しないとな、とか、色々考えていたので、とりあえずは今は悪いものじゃないようでホッとしたというか気が抜けました。

 

お礼を言って診察室を出て、側にあったベンチでしばらくボンヤリしてしまいました。

 

終わりに

私、昔っから本当に心配性で気が小さいので、またふと、1cmは大丈夫で2cmは手術することもあるなんて、その1cmってそんなに違うのか、1cmから2cmなんてすぐ大きくなっちゃいそうで怖い、とまたしつこく心配になりましたし、今後も思い出せば心配になるでしょうが、胃粘膜下腫瘍をよく知る医師に大丈夫と言われたんだから今はもう気にしないようにしようと思います。

 

春の人間ドックで胃粘膜下腫瘍が見つかって以来、不安で仕方ない日々でしたが、自分で情報を集めて、自分の納得いくように行動することができてよかったと思います。

もし忙しいからといって何も行動しなかったら、今でも内部が判明しないまま、胃粘膜下腫瘍という言葉におびえ続けいたはずです。

 

胃粘膜下腫瘍はまだ私の胃に変わらずありますが、それがどんな顔つきや性格のものなのかが検査で知り、今は経過観察で良いというものだったという事がわかった事で、恐怖心がかなり軽減され気持ちも少し楽になりました。

 

仕事で忙しかったり、育児で忙しかったりすると思うように時間も取れないし行動もできませんが、忙しいからといって放置せず、やはり自分の身体はひとつで替えはありませんので、きちんと検査をする事が大切だと改めて感じました。

 

まとめ

  • 身体の気になる異常は納得の行くようにきちんと検査する。
  • 胃粘膜下腫瘍では超音波内視鏡検査をする事で、経過観察で良いか治療すべきかがわかる。
  • 見えない部分なので不安は大きいが、考え過ぎると止まらないしストレスがたまるので注意。

普段は忘れていても、今後も定期的に検査をして状態を把握していこうと思います。

 

 

 

 

 

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