山梨の葬儀に子連れで参列。葬儀の流れは?持ち物はどうする?

こんにちわ、山梨と藤沢の二重生活しながら2歳と0歳2児の母をやってますチタチタです。

最近私の祖母が亡くなり、親族として葬儀に参加することになりました。

私の母方の祖母なのですが、幼い頃から可愛がってもらいとても大好きな祖母でした。

きちんと最期のお別れをしたいと思い参加しましたが、2人子連れでの葬儀参加はなかなか大変なものだったの振り返ってみたいと思います。

今後、子連れで山梨の葬儀に参加される方の参考になれば幸いです。

 

山梨の葬式事情。

葬儀のしきたりや流れは、地方それぞれ様々だと思いますが、一般的にはお通夜→告別式→火葬が一般的な流れでしょうか。

しかし山梨の葬儀は、お通夜→火葬→告別式なのです。

そうです、告別式で故人はすでにお骨!

祖母の場合は、自宅で納棺式があってから、斎場でお通夜、次の日の朝早くから親族で最期のお別れをして火葬場へ行き、その後再度斎場へ戻り、午後に告別式と初七日法要が行われました。

こちらの葬儀は、親族はお通夜、告別式ともに会場の親族席に座って参列者を迎えますが、駆けつけてくださった友人知人などの参列者は、受付後並んでお焼香してそのまま帰宅します。席に座ってお経を聞くということはありません。

お棺にお花や手紙を入れたりする故人との最期のお別れは午前中に親族で行われて、告別式では故人はもうお骨になってしまっているので、もしもとても親しい間柄の知人などであったとしたらなんだか少しさみしい気持ちになるような気もしました。

 

納棺(自宅)

祖母はずっとこの家で暮らし、この地域で生活してきたので、最後も自分の家から出発させてやりたいという私の母の願いもあり、亡くなった施設でお清めしていただいた後に自宅に戻って来ることができ、自宅での納棺が行われました。

私の他に、弟家族も子連れでの参加だったので、私達は廊下に近い後ろの方に座らせてもらい、子供が愚図った時にはすぐに席を外せるようにさせてもらいました。

2歳の長男坊は昼寝の時間と重なり寝てしまったので夫に抱っこしてもらいましたが、0歳次男坊が愚図り出して、私は早々にその場を退出して、納棺の間はほぼずっと、違う部屋で授乳するはめになりました。

喪服は特に授乳対応の服ではなかったため、ワンピースの背中のファスナーをほぼ全開にしてから、捲り上げるか上半身を脱ぐかしないと授乳できなかったので、完全に人目につかない別室があってよかったです。

幼い子供も普段とは異なる雰囲気を敏感に察して、いつもとは違うタイミングで愚図ることもあると思います。

そのため家での葬儀に子連れで参列する場合は、すぐに退室できる場所に座らせてもらったり、万が一の授乳も可能な場所があるかどうかの確認も必要だと思いました。

また授乳期の子供と参列する場合は、喪服は授乳対応のものを強くオススメします。私は、9ヶ月の次男坊はもう授乳回数も減ってきたし大丈夫だろうと考えていましたが、何度も授乳しましたし、何しろ背中のファスナーを1人であげるのは大変ですよ!

お通夜

祖母のお通夜は納棺の儀の後に斎場で17時から18時まで執り行われました。

会場入り口に飾られている祖母の写真を見たりしながら思い出に浸ろうと思いきや、今度は長男坊が周りの忙しない雰囲気や沢山の大人にビビってしまい、私から一歩も離れることができなくなりました。

だんだん参列者も増え始めてますます落ち着かなくなり、もうお通夜の間大人しく座っている事は無理だろうし、長男と次男が揃って愚図ったらどうしよもないと思ったので、お通夜の参加は断念し、次男はおんぶ、長男は抱っこで会場の外で過ごしました。

夫はすでに会場にいて、さらになぜか最前列に座らされていたので、途中で出てきてもらうことは諦めざるを得ませんでした。

こういう時に気を利かせることができる夫こそ株を上げるってもんです。(残念な夫よ。。。)

会場の外で子守をしていると、スタッフの方が声をかけてくださって、親族焼香の最後にお焼香だけはなんとかすることができました。

斎場では、親族控え室が準備されていましたので、外のほかに控え室でも過ごすことができたのは助かりました。しかし控え室には親族は出入り自由なため、授乳は出来そうになく、スタッフの計らいでちょうど空いていた別室を用意してもらいました。

お別れと出棺、火葬(斎場→火葬場)

祖母の場合、棺に思い出の品やお花を入れてお別れがなんと朝の7時、出棺するのが7時30分、火葬場へ移動し火葬が8時30分でした。

私は祖母へ手紙を書いていたので、それを棺に入れてお別れしたいと思っていたのですが、前日の子供達の愚図りっぷりと、集合時間の早さを考えると、朝の支度だけでも間に合いそうになく、参加だけはできたとしてもずっと愚図られて全く思うように動けないことが予想されたので、泣く泣くお別れから火葬の参列は辞退しました。

弟家族と私の家族は、祖母の遺骨と親族が火葬から斎場へ戻る時間に合わせて直接斎場へ行き告別式に備えました。

祖母の顔を見てお別れができる最後の機会だったのでとても残念でしたが、まだ聞き分けの出来ない子供のいる場合は、状況に応じて対応を変えることも必要な事を実感しました。

告別式(斎場)

告別式は12時から13時でした。

しかし親族なので斎場へは10時半にはすでに到着し、控え室で待機です。子供たちをなだめつつ控え室で遊ばせたりしていましたが、子供にとってこの待ち時間は長すぎました。

いざ会場へ集合となった時には、やはりグズグズ。これからまた座ってお経を聞き続けるなんて2歳と0歳にはとても無理です。

しかし私はせめて告別式は会場で参列したいと思っていましたので、思い切って夫に2人の子守を任せることにしました。

控え室がある事や、式は1時間程度なのでなんとかなると信じて。

私と離れた長男坊はパニックになったかと思うくらい泣き叫んでいましたが、後に聞くと、その後は泣き疲れと昼寝の時間とも重なってすぐに寝たようです。

私はやっと1人で椅子に座ることができて、やっと祖母を思いながら祖母がいつも読んでいたお経を聴きました。

告別式だけでもしっかりと参列できて本当に良かったです。

初七日法要

告別式の後は、親族や帳場をしてくれた町内の方、特に親しかった方などとともに故人を偲びながらの食事会がありました。

しかしこれも法要ですから、最初はお坊さんの読経と説法がありました。

長男はまだ寝ていたため参加できませんでした。私は夫と交代で控え室と会場を行ったり来たりして、長男に付き添いつつ御膳をいただきました。

一連の葬儀が全て終了したのは15時頃でした。

 

子連れで葬儀に参加するために準備したもの。

まず、葬儀の前日に息子に祖母とお別れをしなくてはいけないことを話しました。

長男は2歳半なのでまだ人の死をしっかり理解することはできませんが、もうお空に行ってしまって遊べなくなってしまったことや、きちんとお礼とお別れをしに行く事、お別れの場所では騒いだりしないことを何度か話すと、それなりには理解した様子がみられました。

子供の服
ベスト(黒)、ネクタイ付き長袖ポロシャツ(白)、長ズボン(黒)、靴下(黒)

→喪服代わりに白や黒の服を組み合わせて使用しました。ネクタイ付き長袖シャツやベストは今後の法事などにも使用できますし、ズボンや靴下は普段着です。幼稚園生などで制服があればそれでも良いと思います。

やはり子供だからといってあまりに普段通りの格好では浮いてしまったでしょうし、ある程度はその場に応じた服装をしていって良かったです。

食事用エプロン

→通夜と告別式の2日間同じ服を着せましたが、替えの服はないので出来る限り汚さないようにしなくてはなりません。

食事する場面もありましたので汚れを出来る限り最小限に留める意味でも食事用エプロンは役に立つと思います。

バスタオル(紺色)

→子供が寝たり、抱っこ時にくるんだりする時があれば使用できるように持って行きました。実際には長男が控え室で昼寝をした際に掛けものとして使用しました。

おもちゃ(あまりうるさくないもの)

→子供が静かにしていられるように、長男には好きなトミカを数台、次男には舐めたり握ったりできるおもちゃを持って行きました。

子供用お菓子やお茶

→控え室で食べられるようにおやつとして赤ちゃんせんべいやグミ、スナック菓子を持っていきました。

次男用に市販の離乳食

→長男はほぼなんでも食べられますが、次男はまだ離乳食だったので、月齢に合わせた市販の離乳食セットを準備しました。

おむつ、おしりふき、よだれ拭き白、万が一の着替え(なるべく地味な色合いの物)

→普段も持ち歩くものですが、着替えは地味な物を選びました。

サブバッグ

→上記の物を大きめのバッグに詰めて持ち運びました。

 

親族として子供と葬儀に参列した感想。

お気づきでしょうか。

結局息子たちは通夜も告別式も会場にはいなかったことに。。。

これは果たして子供と一緒に参列したといえるのか。。

騒いではいけない厳粛な場所に、普段と違う雰囲気を察して機嫌がとても悪い子供をわざわざ連れてきてあやすという自虐的な行動をしているだけのような気持ちにさえなりました。

故人を偲ぶとは違う意味での涙が出そうになりました。

でも、お経を聞いて座っているということはできなくても、祖母が大好きだった息子たちが、祖母にお別れをする場所に行き、いつもとは違う周りの様子や雰囲気を見たり感じたりしたことは大切な経験になったと思いますので、子連れで行った事を後悔してはいませんし、無駄ではないと思います。

葬儀は急な事ですし、その土地土地でのしきたりがある上に、子連れでの葬儀参列となると予想通りにいかないこともたくさんありますが、お世話になった方にきちんとお別れと感謝をしたいものです。

 

最後までお読みくださってありがとうございます。

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